最終更新日:2010/09/04

為替差益とスワップの関係

FX取引は、外国為替の動向によって利益を得る外貨取引です。
外国為替で外貨の価値が上がったり下がったりすることで生じる利益を「為替差益」といいます。

FXには、この為替差益で利益を積み重ねていく長期運用向けの投資スタイルがありますが、ここで頭に入れておかないといけないのが「スワップポイント」と呼ばれるものです。
FXを学ぶ男性
スワップポイントというのは、異なる2国間の通貨の間に金利差があることで生まれる収益を指します。
FXで取引される割合が高いアメリカドルでの取引で、スワップポイントがどういうものかを考えてみましょう。

円を売ってアメリカドルを買う場合には、円を借りてアメリカドルを買い、購入したアメリカドルは預け入れるというようにイメージします。

円は借りた分の利息の支払いが発生し、アメリカドルは預け入れているので反対に利息がつきます。
円とアメリカドルでは金利が異なるため、支払う利息と受け取る利息は同じ額にはなりません。

2009年8月時点での円の政策金利は0.1%、アメリカドルは0.25%です。
ここで生じる0.15%の金利差で得られる収益がFXでいう「スワップポイント」です。
FX取引において、高金利の通貨に人気が集まるのはこうした理由からです。

スワップポイントは日割り計算され、毎日受け取ることができる収益です。
ただし、先述したケースでも金利が逆転してしまったり、反対に受け取る利息よりも支払う利息の方が高い取引をした場合にはスワップポイントを支払うことになるため注意が必要です。

円高・円安とFX

FXは、外貨を使って資産を運用する投資法です。
従って、円高、あるいは円安というものが取引に大きく影響することになります。

外貨取引であるFXは、日本の場合、円とポンドやドルをはじめとする外国の通貨とで売買取引を行い、為替の動向によって生じる差益が利益となります。
そのため、円の価値が上がるか下がるかということは、FX取引でどれだけの利益を上げることができるかということを左右するのです。
FXにひらめき
ニュースを見ていると、外国為替市場に関する情報を耳にすることがよくあるのではないかと思います。
たとえば、「ドル円相場は現在112円50銭、前日よりも50銭安です」などといっているものですね。
この場合はどうかというと、答えからいえば円安になったということです。

ドル円相場は、円の価値がドルに対してどうなったかということを示すように表現がされています。
アメリカドルでいえば、ドルの相場が上がった時には「円に対するアメリカドルの価値が上がった」というのではなく、「アメリカドルに対する円の価値が下がった」というようにニュースで伝えることになるのです。

わかりやすくまとめると、ドル円相場が上昇した時はドルのレートが上がったということになり、円安の状態で「円安ドル高」と表現し、反対にドル円相場が下降した時は、ドルのレートが下がったことになるので円高の状態で「円高ドル安」と表現します。

FXの場合、円高と円安のどちらが有利ということはなく、どちらの場合でも利益を狙えます。
円安の場合にはアメリカドルを買い、円安が進んだところでドルを売ればその差額が利益となります。
反対に円高の場合には持っているドルを売り、円高が進んだところで買い戻せばその差額で利益を得ることができるのです。